藤井総太二冠おめでとう！

まさか４－０で王位奪取するとは思いませんでした。
二冠最年少記録　＆　八段最年少記録！
将棋を知らない人でも興奮されたことでしょう。

＜画像はユーチューブからお借りしました＞

例によって勝負が決まった瞬間です。
木村前王位がマスクを少し下に外し少しお茶を飲んで再びきちんとマスクをした後将棋盤に右手を乗せて、

参りました。

と言って頭を下げました。

やっぱり藤井新王位は将棋盤よりも下に頭を下げておりますね。

私はこの光景が一番好きなんです。

渡辺前棋聖のときは、「負けました」でしたが「参りました」
木村さんらしい品のある言葉でした。

今回私が注目したのは一日目が終わる藤井の封じ手です。
下の図が封じ手をする場面です。

＜図はユーチューブからお借りしました＞

普通手前が先手番ですがわかり安いように後手番の藤井を手前にしております。

将棋というものをあまりご存じない方には理解できないでしょうが、少し書かせてください。

藤井の飛車が取られそうです。
逃げ道はあるけれど一箇所だけ。
形勢は木村が少し有利。

解説者は「まぁ飛車を逃げる一手でしょうね。」でした。
それを藤井は２０分を超えても指そうとしません。
それで解説者は「まさか同飛車と銀を取って飛車を切る手を考えているのでは！」
と。
私も「えっ？」と思いました。
飛車と銀の交換では藤井の大損ですから。
藤井はなかなか指そうとしません。

この間AI将棋が差し手を予想しました。

なんと２２０億手も読んだとのこと！

その間ずっと最善手は、「同飛車成」でした！
もちろんこのことは藤井には伝わりません。
やっと封じ手をしました。
（封じ手とは誰にも見られないように自分の手を書き込み、二日目に開封されて勝負を再開することです）

解説者は非常に険しくなりそうだが「同飛車成、やって欲しい！」と言っていました。
そしてもし藤井がそれを書いていたら「神の手」とまで言っておりました。

二日目、藤井、やってくれました！

同飛車成

結果的にこれで勝ちになったわけでなく勝負を五分にしたようです。
もし興味のある方は下のユーチューブをご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?time_continue=24&v=C5fy4LfX0DA&feature=emb_logo

やっぱりもう言葉が出ません。
アニメにもならないと思いました。
大体アニメでは幾多の失敗苦難を乗り越えて大成功するはずですからね。

むしろ「中年の星」木村前王位が来期復活する！
これのアニメの方が売れそうです（笑）

どちらにしても元気をいただきました～

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