第７３期ＭＩＤＩでお題拝借コーナーの感想です

お待たせしました。
高齢の、もとい恒例の私の感想です。
投稿数は少なかったですが傑作がそろいましたよ。
みなさんはもうお聞きになりましたでしょうか。

今回の私の出したテーマが扱いにくかった、という意見が多かったこと、前々回にも書きました。
また載せています。

 

またまた言い訳になりますが、結局私の浮かぶ旋律やテーマが乏しいからですよねぇ。
出しておきながら自分も苦しむ・・・・話になりませんです。

さて、そんな中、他のみなさんはどう扱われたのでしょうか～

 

シャレていますよね～
私も浮かんだのですが。。。。
私は泥沼にはまり、一ヶ月以上どうしても進みませんでした！
そして挫折しました。
しかしそれを見事に扱われた方、とわとわさん、嶋田さんと茜音さん。
さすがです。もう尊敬するしかないです。
しかもそれぞれ個性的に使われていて・・・・

はげちゃんと辻基夫さんはテーマを磨きに磨いて消化された状態で使われていますね。
こういうこともすんなり出来る技ではありません。

今回は、じゃなく今回も私は実力不足を感じました。
やっぱり私はアレンジ専門ですね。 

いやー、またまた前置きが長くなりました。
それでは私の僭越な感想を。
紹介は順不同、敬称略で失礼させていただきます。
我が広角音源ＳＤ－９０での感想です。 

 

★　夢　とわとわ

ほんと、フワリと進行する響きが神秘的であり、また夢を味わっている気分になりますね。
私がうなるのはそれらの進行。ＡｍからＣｍ、これは夢に入りかけた状態でしょうか。次にＡｂ，この旋律は催眠術にかかったかのようにうっとりさせられます。本当に美しく素敵でした。かと思ったらＦｍの短調になり、このうっとりからお別れです。Ｄｂに転調したときはさらにうっとりとした夢の中。そしてまたお別れ。Ｃｍにもどり、最後はＣ△７で目覚めですか・・・
それでいて再現部もていねいでバラバラではありません。
転調も結局は近親調なので不自然ではないです。
曲を楽しむと共に音楽も楽しみました。 

★　ピアノ二重奏・春の想い　はげちゃん

まぁ、ピアノの詩人が登場。しかも二人。いつもはメジャーな曲を牧歌的に歌うのですがマイナーもすばらしいですねぇ。
はぁ、とにかく美しい。。。二台のピアノが見事に響き合っていますよ。転調、拍子もいつもながらきちんとされていて感心します。最後はト長調。いつもの明るく、それでいておごそかないつものはげちゃんでした。
でも一番感じたのはマイナーの響き。とても若々しく感じました。そう、若き日の情感が味わえたような。
テーマに苦しんだって本当なのでしょうかねぇ。
恐れ入りました。

 

★　寒い夜　　嶋田友馬

まずこの４小節。これで震えます。寒いからではありません。あまりにも美しく見事だからです。
嶋田さんでないと思いつきませんね。４小節目で震えるのですがその前の３小節目があるからですね。この進行、思いつきません。
そして私には寒いというより悲しみに沈んでいる少女の姿を思いました。
同主調の転調が明るく、そして美しいです。いつまでたっても帰ってこない素敵な人がやっと帰ってくるのでしょうか。
ロマンチックでもありますね。
ＳＤ－９０で聞いたのですがそれでも弦のずっしりとした沈んだ響きを感じました。
後日ＸＧの響きを聞きに参りますね。

 

★　出航    辻基夫

味わいました。いつも辻さんは情景音楽を個性的に表現されますが今回は特に会心作じゃないでしょうか。
まさに出航の情景が目に浮かびます。それは明るい希望にあふれているようです。弦とハープが絡んできれいな響きがすてきです。
高音域がこんなにきれい響きだったかと思ってしまいました。
また２分の三拍子がゆったりとした広がりを感じさせます。
今回は「シェラザード」を感じました。リムスキーコルサコフのあのリズム感の良さも出ていましたね。
すばらしかったです。

★　From Deadline at Dawn     茜音

どんなにミステリーなのかと思ったのですが、なるほど、だんだんやって来ますね。
茜音さんの自由な音使いにうなります。それでいて個性的なハーモニー。その不安定な動きがミステリーを感じさせます。
何よりこリズム感。４拍目シンコペーション入りのリズムは私の得意なリズムの一つなのですが株を奪われましたね。
これが切迫している様子を表しています。
今回は茜音さんの拡張された音楽を味あわせていただきました。

 

★　一人遊び　　茜音 

いやー、すぐに我が孫を思い浮かべました。陽菜ちゃんはもう小学一年生になりましたが今でも遊びは幼いのです。
もう生意気な言葉を使いますけどね。
二種類のオルゴールらしき音が面白く絡んでいますね。
そしてこれも自由な音使い。
気ままに遊ぶ様子が浮かびます。
はたで見ているとバラバラに遊んでりるみたいですが本人にはちゃんとつながりがあるんですね。
う～ん、かわいくできましたねぇ。 

いやぁ、やっぱりいいですねぇ。今回も堪能しましたよ。

次回もほんとうに楽しみにしております。
締め切りは４月３０日です。
他のみなさんの投稿もお待ちしておりますね。

大変お粗末でした～

コメント 12

コメントの受付は締め切りました

ほかの方への感想で、自分が抱いた感想とは異なる感想を読むのは、心の乾燥を防ぎますね（＾Ｏ＾）

私の曲については、「もっといい処理のしかたがあるのでは」という部分が、何か所か最後まで残ってしまったので、お褒めの言葉に身がすくんでしまいます。
でも、ていねいに聴いて頂きありがとうございます。

タイトルの「出航」は、風泉さんが亡くなったことを知って最初のお題発表であり、しかも新年早々のお題発表ということなので、新しい気持ちで臨もう、という思いを込めました。

by 辻基夫 (2017-01-10 10:20) 

素敵な感想をありがとうございました♪
イメージしたのを、読み取っていただけたのにも感激しました。
私の場合転調は、させてしまってから関係性を考えてたので、最後まで繋がり具合が心配でした(´▽｀；)ゞ
でも、嬉しい感想をいただき安心しました。
今回はコード進行に困るお題でしたが、皆さんが色々な形で料理されてるのを聴けて、とても楽しかったです♪
また、HOLDONから皆さんの曲へのの感想を読ませていただくなかでの発見があり、ホントに音楽の広がりって面白いなぁと感じています(o^－^o)
by とわとわ (2017-01-10 17:06) 

＞辻基夫さん、
そうですね。聞いた感じ方は人それぞれ、それが音楽のすばらしいところでしょうか。
それに目を着けるところも違ってきますね。
あら、やっぱり作者しか思わない気になるところもあるのですね。
気になるところキリが無い・・・
私もそんなことばかりでした。
そうですか。出航。
やっぱり気合が入ったのでしょか。
次回も楽しみにしております～
by ＨＯＬＤＯＮ (2017-01-10 19:10) 

＞とわとわさん、
イメージされていたのと同じことを書けたら最高ですねぇ。
私も感激です。
音楽はもはや縛られるものはありません。
自由。
そして流れが気に入ったとき、ぴったり理屈に合っていたりするのものですよ。
我々、気にしないで思い切って遊びましょう～
楽しみましょう～
次回も！

by ＨＯＬＤＯＮ (2017-01-10 19:16) 

いやあ、HOLDONさんありがとうございます。

お題曲を貼り付けるだけでも感謝しているのに
こんなにすてきなコメントまでいただいて、ほんとに
ありがとうございます。

ピアノの詩人だなんて、こっぱずかしいですよぉ（笑）
ピアノのじいさんですよぉ（笑）

あのお題のおかげで、マイナーな部分がすんなりと
作れました。
マイナーな部分の響きも、ふだんあまり使わないから
新鮮に感じましたね。

次のお題はすてきですね。
楽しみにしています。


by はげちゃん (2017-01-10 20:09) 

感想コメントありがとうございます。
ドラムとベース以外、ヴェロシティで手を抜いちゃったのは内緒で…。

コママンガ送付でちょっと曖昧にしてしまいましたが、改めて、
今年もよろしくお願いいたします。
by 茜音 (2017-01-11 03:00) 

＞はげちゃん、
たしかにたまにはマイナー曲も刺激になりますね。
でもお正月にはふさわしくなかった気がして・・・
次のお題、進みそうですか。
それは良かったです。
はい、次の次は難しくしまよう（爆）
いやいや、楽しみにしておりますね～

by ＨＯＬＤＯＮ (2017-01-11 06:52) 

＞茜音さん、
ＭＩＤＩを仕上げるということは大変なことですよ。
手抜きもミステリーのうち（笑）

ま、去年のことがあったので挨拶も気を使いましたね。
これで気が楽になりましたよ。
こちらこそ今年もよろしくお願いします。

by ＨＯＬＤＯＮ (2017-01-11 06:55) 

HOLDONさん
すみません(>_<")
前のコメントで、HOLDONさんのことを呼び捨てにしてました(;A´▽｀A
まったく気づかなくて。
直せないので、こちらでおわびしておきます
_(._.)_
たぶん、他でもやってそう…
by どじっ子とわとわ (2017-01-11 16:11) 

＞とわとわさん、
あら、ほんとだ。
まったくわからなかったですよ～
いいじゃないですか、とわとわ先生。
「ＨＯＬＤＯＮ！」、｛は～い！」と元気よく起立します（笑）
by ＨＯＬＤＯＮ (2017-01-11 21:27) 

ご感想ありがとうございます。
しかもあまりにも美しく見事・・だなんて。
そんな大それた物ではなくテキト～に創っているだけなのですが。

作品をチェックする時にSCとSDでも聴いているのですが、
SDだと「寒い」より「悲しい」ですね。
何となく分かります。
バックの音はいつものあの音です。
by U-Ma (2017-01-14 19:22) 

＞U-Ma さん、
おはようございます。
テキト～に創ってサマになるのはうらやましいです。
やっぱりその人の個性というのはすごいものがありますね。
音楽ってやっぱり理屈は後から付いてくるのでしょう。
そう、まだＸＧを聴いていませんでした。
今日も梅田にて音楽が・・・
落ち着いたらお伺いします～
by ＨＯＬＤＯＮ (2017-01-15 05:52)