SSブログ

第58期MIDIでお題拝借の感想です [MIDIでお題拝借]

久しぶりの記事になりました。
お盆なのに仕事が詰まっているのですねぇ。
お盆に休む人が多いので応援ってことになりました。
また時間はあっても気力が沸かない・・・
毎日の暑さにバテているだけでなく歳のせいでしょうな。
そんな時は音楽が一番ですよね。

ということで、
高齢の、もとい恒例の音楽鑑賞で~す(笑)
さて、MIDIというのはいろんな音源で作成されます。
今回も私の広角音源SD-90で聴かせていただきました。
後でもう少し書くつもりですが使う音源によって音楽はすっかり変わります。
ある程度こういうことを知って音楽を作る方がいいでしょう。
そのためにも数種類の音源を持つ必要はあると思いますね。

またそういうMIDI音源の性質上、音源の初期化や音色の選択は必要です。
今回もそういう決まりをされていない曲は辞退しました。

前置きが長くなりました。
このブログに訪れられた方もぜひお聴きくださいね。
場所は、
風泉さんのサイトにある「MIDIでお題拝借」コーナーです。

ただいつものようにお願いがございます。
上記に載せられている曲には作者の著作権がございます。曲のお取り扱いには十分ご注意されるようお願いします。

それでは一口感想です~
いつものように順不同、敬称略でお許しください。

★ 小さな島 (嶋田友馬)
  音を聞いただけで嶋田さんだとわかりますね。柔らかい音色を軽やかに、そして澄んだエフェクトで聴かせてくれます。特に柔らかいギター音は夏の島にぴったり。
薄くストリングスが入って涼しげでもあります。夏のすてきな音楽でした。

★ The Hot Summer March (茜音)
  ブラスの響きがとてもいいですね。木管とのバランスがうまいです。それぞれの楽器の特徴がよく出ています。ブラスの暑苦しい音色、暑い夏! それでいて軽快で元気の良いリズム。それが何か懐かしく感じたり若い時を思い起こします。こんなマーチに合わせて行進して私も進んできましたよ。

★ クラリネット・ラプソディ「あの浮雲のように」 (はげちゃん)
  美しくて暖かい曲ですね。クラリネットの優しさや柔らかさがうまく表現されていました。分厚い管弦楽の響きと見事に調和。曲作りはもちろんDTMもよくできています。
心が落ち着くいい曲でした。

★ あたたかな野原にて (はげちゃん)
  これも美しくてそして暖かい曲ですね。何よりもバイオリンの音がすばらしいです。命が通っている・・・そう思いました。こういうところがはげちゃんのこだわりですね。ピアノが現れたあたりから曲に没頭します。暖かで流れの美しい曲でした。

★ イタズラ天使 (とわとわ)
  珍しくいっぱい音色を使いましたね。それもかわいい音ばかり。よく跳ねています。リズムや調が単調にならないように変化を付けて工夫もしっかり。各楽器のバランスも良かったと思います。このように得意のピアノだけでなくいろいろ挑戦するのもDTMの楽しさだと思います。次回も楽しみです。

★ Summer Flower Carnival (風泉)
  この曲はバンドネオンの芸術的な使い方、これに尽きますね。マーチングにもピッタリしています。軽快さに加え爽やかさもこの音色です。最後もいつまでも聞いていたい・・・そんな余韻・・・私のフェイドアウトとは違い、これが本当のフェイドアウトでした~

以上、
いや~今回も作者の個性がしっかり出ていて曲だけでなくDTMも楽しませていただきました。
ありがとうございました。
こんな素敵な企画、いつまでも続いて欲しいですね。

さて、音源のお話です。
数種類の音源を持つことによって勉強になることは多いです。
ここではVSC3.2を取り上げます。

たとえば、はげちゃんの曲でのバイオリンやクラリネットは我がSD-90では神経質な音になります。
それはたぶん、はげちゃん流のコントローラーの使い方が原因だと思います。
VSCはどちらかというと鈍感です。だからハード音源では聞き苦しくなるのですね。
これは仕方のないことです。
もしはげちゃんが何かハード音源を使うならVSCで使っている半分のテクニックで表現できるかも知れません。

もう一つ、
とわとわさんの今回の曲では「VoiceOhh」が使われています。
VSCはわりとかわいい声なんですがSD-90じゃ「おっさん」の声に近い(笑)
これも仕方のないことです。
でも知っていて使うとまた味のあるDTMが作れます。

結論として、
VSC3.2はやっぱり乏しいかなぁと。
かといって手頃なハード音源は現在売られていませんし・・・・

じゃぁどすればいいんだい!
ってことになります、すいません。
ま、上のことを知ってVSCを使って行くしかないのでしょう。。。

本当にどうすればいいのでしょうかねぇ。
みなさんで考えましょう。。。。

今回は最後は逃げになりました~


タグ:MIDI 音源 VSC3.2
nice!(9)  コメント(17)  トラックバック(1) 

nice! 9

コメント 17

コメントの受付は締め切りました
はげちゃん

いつも、懇切丁寧な解説をありがとうございます。
HOLDONさんは、ほんとやさしいですねェ

そうなんですよねェ
VSCのソフト音源しかないので、たぶん、
MIDIでは聞き苦しい部分があるのだろうなァ
と、分かってはいるものの、では、どうしたらいいかが分からない(涙)

(;´д`)トホホですゥ

ほんと、いつもありがとうございます。
by はげちゃん (2012-08-14 08:40) 

茜音

「向こう」ではコメし損ないました。
「中途半端で」、「逃げの処理」とコメントされてますが、
そんなことないです。CVP-401(クラビノーバXG音源)
で聴いてみましたが、穏やかで何とも心地よいです。
-------
拙作、お聴きいただきましてありがとうございます。
by 茜音 (2012-08-14 10:26) 

とわとわ

感想をいただき、ありがとうございました(*^^*)
いろんな音を使うというのは冒険で、難しさを身をもって感じます。HOLDONさんの音色や構成は、神業のようですよ☆

それにしても、音源が変わると、あの可愛らしい声がおっさんのような声になる!っていうのは、ショックでした(ToT)ピエ~ン

まだまだ未知の部分がいっぱいです(^-^;

by とわとわ (2012-08-14 13:51) 

HOLDON

>はげちゃん、
お盆でちょっと留守しました。
VSCで作られている曲はVSCで聴いていますよ♪
VSCはやっぱり主流だと思いますから。
でも前日茜音さんのコミックにもありましたが中古で売られている物も一度お考えになっては。
音源のドライバをインストールして少しだけ勉強すれば使い方はVSCとほとんど変わりません。
もし使えるようになったら、
なぜもっと早く手に入れなかったんだろう、って思う気がしますね。
はげちゃんのためにもお勧めするのが真の思いやりという気がしましたです。
by HOLDON (2012-08-16 05:54) 

HOLDON

>茜音さん、
XGの音って魅力的なものが多いですね。私の場合スリリングなジャズを好むのでGSを使ってしまいます。
今ではSC-8850やSD-90すら使う時間が無いのですがいずれMU2000でもゲットして使ってみたいです。
by HOLDON (2012-08-16 06:01) 

HOLDON

>とわとわさん、
いろんなDTMの楽しみ方があるでしょうが、効果的にアンサンブルが作れるようになると音楽の幅が広がりますね。
とわとわさんにお勧めするのは音楽力よりもさらなるDTM力ですね。
お若いから今のうちに。
そしてはげちゃんにもお勧めしたようにハード音源をお考えになったらいかがでしょう。
使えるようになった時、なぜもっと早く始めなかったんだろう、と思うに決まっていますよ。
フォローは「お題」仲間の名人級が手ぐすねを引いてまっております(笑)
by HOLDON (2012-08-16 06:13) 

Clara

> たとえば、はげちゃんの曲でのバイオリンやクラリネットは我がSD-90では神経質な音になります。

私はXG音源のMU2000ですが、神経質というよりちょっとうるさい感じでした。

やはり音楽はmp3やwmaなどの音声ファイルが良いのでしょうか・・・でもそうなるとMIDIでお題拝借はMIDIファイルを扱う規格なので整合性が。

悩みます。
by Clara (2012-08-16 06:55) 

HOLDON

>Claraさん、
そうですね。音源によって全く違って聞こえることは多々あります。
音色だけでなく、これと思ったコントローラーを使っても全く逆効果だったり。

>MIDI
確かにこれだけ違って聞こえるなら合わせようがないでしょうね。
GS音源だけ見ても違うのですから。
そうすればオーディオファイルだけが頼りですがそうなればもう「MIDI」は一部だけ、という使い方になってくるでしょうね。
MIDIでごじゃごじゃ音を作っていくよりもいろんな実音を入れたほうが早い・・・・

私はいつまでも「MIDI」でいろいろ表現していたいですね。
だから私は一つの曲をVSC用にしたり、SC-8850用にしたりします。
もう一つXG用にしたら完璧ですが。

もうひとつの案は、
自分のページでは自分の好みの音源で発表し、共同の投稿の場では、たとえば「VSC」のみにするとか・・・・

どちらにしても「MIDI」はなくしたくないです。
by HOLDON (2012-08-16 10:33) 

Clara

XG系音源はマイナーなので無視されても、それは仕方がないと思っていましたが、WinXPマシンのプリセット音源が何とXG系だったりしたメーカーもあったようです。

と言うことはXG系列も少ないながらも無視できない数存在するという事になります。

> またそういうMIDI音源の性質上、音源の初期化や音色の選択は必要です。
> 今回もそういう決まりをされていない曲は辞退しました。

XG音源も持っていらっしゃるHOLDONさんならご存知と思いますがコントロール0とコントロール32の挙動がXGとGSでは逆になることを知らない人が多く、またこれらのコントロールをGSでいうドラムパート(10ch)に書いていまうとXGでは通常のVoiceとして認識されてしまいまともな演奏になりません。

そのため、冒頭のシステムリセットメッセージが非常に重要になります。MU2000でもGSモードがあり、GSリセットが入っていますとGSとしてコントロールを扱います。(音色まではシュミレートしないようですがw)

このことを以前の記事でもご指摘されていらっしゃいますね。
by Clara (2012-08-16 15:57) 

Clara

自分で補足です

> 通常のVoiceとして認識されてしまいまともな演奏になりません。

これを逆手に取ると、
control 0 = 127 として Program でドラムセットのマップを指定すればシステム・エクスクルーシヴ・メッセージを使わなくても、これらのコントロールで任意のパート(Chanel)をドラムセットに出来てしまう利点がありますね。

16パートすべてドラムセットにして・・・・・とか(笑)
by Clara (2012-08-16 16:10) 

HOLDON

>Claraさん、
残念ながらXG音源はまだ持っていないのですよ。
MU2000がGSリセットを認識するように我がSD-90はXGシステムオンを認識して擬似演奏をするだけです。
そういうSD-90こそマイナーどころか全くの孤立物です。
「Native On」という初期化は他のGS音源で聞けるものではありません。
音源の初期化だけでもいろいろ。
コントロール番号の割り当てもいろいろとなれば困ったことですね。

結局MIDIはMIDIという楽器で、しかも私がフルートを吹いてもバイオリンが弾けないようにSD-90は鳴らせてもMU2000は鳴らせない・・・
ということになりますか。
フルートは吹けるのでリコーダーもサックスも少しは吹ける・・・・
それがSD-90でVSCも聴ける、という感じでしょうか。

従って、結論的にはGS音源でも数種類、プラスXG音源も持つのが理想ですね。
たとえ他人の作ったMIDI音楽でも正確に聞きたいものですから。
これも道楽かもしれませんが。
だから作る方が初期化も音色指定もしないようでは不親切過ぎると私は思いますね。
オーディオファイルはその次の対策と思っています。
by HOLDON (2012-08-17 06:05) 

Clara

ところでトラックバックを送っていますが届いていますでしょうか^^
by Clara (2012-08-17 12:52) 

HOLDON

>Claraさん、
すいません。ただいま承認しました。滅多にないもので(汗)
by HOLDON (2012-08-18 05:54) 

U-Ma

遅ればせながら、ご感想ありがとうございます。
今回は曲作りもタイトルも苦労しましたが、その割にはそこそこ聴ける曲にはなったかな。

VSC3.2は確かに鈍感というか、コントロールチェンジの掛かりが悪いですね。
だからVSCで丁度良い感じに仕上げると、SC-8820では効き過ぎて気持ち悪いくらい大げさになる。
ましてやMU2000とかで聴くと、一応GSモードは持っていても、音色とかは全然違ってしまう。
ハード音源はもはや化石みたいな物ですが、最近EDIROL SD-50が出たようですね。
もっともモバイルタイプに特化した代物で、他のSDシリーズとは別物みたいですが・・・。
by U-Ma (2012-08-18 14:36) 

HOLDON

> U-Ma さん、
お盆はごゆっくりされましたか。いつまでも田舎があっていいですねぇ。

今回の U-Ma さんの曲はさりげないようでこだわりが伝わる・・・・これもDTMの魅力ですね。

SD-50
私も見ました。
こういうスタイルでないと売れないでしょうね。
でも音はMIDIらしくない、っていうか出来すぎですね。
また互換性もなさそう。
値段が手頃なのがいいですか。
by HOLDON (2012-08-19 07:07) 

辻基夫

「明日の私」を聴きました。発表コメントに「裏腹・無理矢理」とありましたが、そのわりにはきちんと構成されていると思いましたよ。
荒削りであっても、とにもかくにもここまで仕上げるのはさすがですね。問題の(?)フェードアウト部分ですが、フェードアウトのままフルート即興をきわめれば、余韻も深まる気がします。

音源の話はたいへん参考になりました。私はそういうところの向上心が乏しく、始めに買ったモノで済ませてしまっています。外部音源が手に入らないとは何と恐ろしいことになったのでしょう。

ところで、HPに新曲をアップしました。時間がありましたらお立ち寄り下さい。
by 辻基夫 (2012-08-19 22:19) 

HOLDON

>辻基夫さん、
ご感想ありがとうございます。発想が面白いと思ったので間に合いそうもないけど進めました。
でもやっぱり時間が足らなかったです。
そして最初からファイドアウトするつもりじゃなかったので中途半端になりましたよ。
辻さんがおっしゃるように熱いアドリブで押し通しながらあと30秒でも続ければ余韻のあるフェイドアウトになったかも知れませんね。

>音源
辻さんは確か名機88pro をお持ちでしたね。
後悔せずにすみました(笑)
でも結局DTMの楽しみ方は人それぞれと思いました。

>新曲
おぉ乗り切っていますね。
楽しみにしております。
by HOLDON (2012-08-20 07:09) 

トラックバック 1

トラックバックの受付は締め切りました