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ビブラート(Vibrato1)

前回、フルートなど管楽器のビブラートは「Modulation」を使わずに「Expression」で打つべし、と書きました。
でもかなりの手間ですねぇ。今のところ細かく入力するしか方法はありません。

でもね。
昔の「打ち込み人」はこんなことくらいで断念はしませんでしたよ。
昔のパソコン、MSXやPC9800シリーズで使われていたPSG音源、SSG音源、FM音源を知る人はもう少なくなったことでしょう。
これらで3パートの音楽を作るのにどれだけ苦労したことか・・・
25年ほど前の話ですがね。

そういいながら最近はフルートなどを「Expression」を使わずに入力しています。
「手間隙」から逃げたわけではありません。
それは、
DTMだからです。
自分で音色を作り、自分で表現させることが出来る時代です。
フルートだから、バイオリンだから、と形にこだわるのが変に思えてきたからです。
自由な音色で自由な表現・・・
それはコンピューターだから出来るのです。
何も人間が演奏しているようにする必要は無いのです。
素敵な曲で、素敵な演奏なら何だっていいのです。
そう思えるようになりました。

そこで、
フルートなどの管楽器では両方を使い分けるようにしました。

★ゆっくりで情感を込めたいとき・・・Expression
★それ以外・・・音を揺らすコントローラーの「Vibrato」

同じコントローラーのModulationは極力使わないようになりました。
それは「Vibato」の方が細かい入力が出来るからです。

次のコントローラーです。

★Vibrato Rate・・・ 音を揺らす速度
 入力値: 0~127 値が大きいほど揺らす速度は速い。
      64を入力すると原音のままで変化無しです。
★Vibrato Depth・・・揺れる深さ
 入力値: 0~127 値が大きいほど大きく深く揺れます。
      64で変化無しです。
★Vibrato Delay・・・ビブラートがかかるまでの時間
 入力値: 0~127 値が大きいほどかかる時間が遅くなります。
      64でやはり変化無しです。

これらは、
「NRPN(Non Registered Parameter Number)」に属するコントローラーです。
ここからでも使えるし、スコアでの「Strip Chart」からもできます。
ただしこの場合は下図のように、「GM Level2」からになります。
vibChart.JPG

厳密に言えばいろいろ違うのですがそれはご自分で調べてみてください。
私は「NRPNからGM Level 2」を選び、そこから入力して「Strip Chart」で入力具合を見るようにしています。

詳しい使い方は次回です。


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