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知っ得コーヒー3

もう少し基本知識を並べましょう。

インスタントコーヒーはどのようにして作られるのでしょう。

(1)
豆はロブスタ種を中心に深めに焙煎されたものを使います。巨大パーコレーターで濃い目に抽出されます。
ロブスタ種は深めに焙煎するのが普通です。焙煎が進むとカフェインは減少します。特有のエグミも減少します。またアラビカ種よりもコーヒー成分がよく抽出されて少量で色もよく出ます。
なにより時間の経過にも強いようです。

(2)
遠心分離機などでさらに濃くし、熱風と共に霧状に吹き出して乾燥させます。これがスプレードライコーヒー
いわゆる昔のコーヒーですね。

(3)
濃縮コーヒー液を-40℃前後で凍結し、粉砕してから減圧下で乾燥させるのがフリーズドライコーヒー
スプレードライよりもコスト高ですがよけいな熱があまり加わっていないので味は良いですね。

あの繊細なコーヒーがこれだけの経過によく耐えられるものだなぁと思います。


さて次に
缶コーヒーとはどのようなものでしょう。

まず缶に書いてある使用量などを読んでみましょう。
原料;コーヒー
これだけで笑っちゃいますね。
インスタントでも「使用豆:ブラジル、タンザニア、その他」などと記載されています。

安価なロブスタ種の豆で2.5gから多くて8g
そのかわり添加物はたっぷりと入れていただいています。
私たちは普通アラビカ種で一人前は最低15gの豆を使います。


値段の計算をしてみましょう。

豆を含む中身代;15円前後
缶代および加工代:25円・・・・
ま、商品というものはなんでもこのようなものなんでしょうが。

缶コーヒーの最大の問題点

添加物だけではありません。

缶の内側に塗られている樹脂から環境ホルモンが溶出することが分かっています。
特にコーヒーは高温処理されているので溶出される量が多いといわれています。
また長く自動販売機の中で熱せられているためその溶出度がさらに高くなるのは当然ですよね。

ちなみに缶コーヒーが売れているのは日本だけ、とのことです。
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