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私が教えましょう5 [音楽いろいろ]

さて、またまたフルート奮戦記です。

フルートの練習が音出しだけでないのは当然ですが、一生続くものと知るべきでしょう。

指の練習、音楽性の練習などいっぱいあります。
でもそれはどの楽器も同じ。
ここではフルートとしての上級者の目安を書きましょう。

★急な低音がむずかしい
初心者はオクターブや高音域に弱いのが通常のようです。力まずに唇の穴の形で息のスピードを上げて吹けるようになればオクターブも高音も楽に出ます。
しかし高音が続いた後の低音は出しにくいのです。そう感じている方は上級者に近づいています。
息のスピードが上がっていて急な低音のために急激にスピードを落とします。そのとき唇の穴は大きくなるはずです。そして吹く角度も歌口の中のほうに少し変えます。また指使いも急に変わることが多いので指の運動のためにフルートが揺れます。するとフルートに当たっている口の形に影響します。
それらがちょっとでも狂うといい音になりません。音程も狂います。
これをマスターするには「音階練習」が一番のようですね。

★疲れて長く演奏できない
だんだん唇が震えてきたりして音が出にくくなります。
これは唇が疲れるのでなく(唇は力を入れないはず)アゴなど口の中が疲れるのです。
前回書いた口の中の練習、(1)、(2)、(3)はフルートを持たなくとも練習できます。
唇でなく口を鍛えましょう。

★つばが口の中に溜まってそれが邪魔になる
歯医者に行ってもそうですよね。一定の口のままでいるとつばが溜まってきます。
演奏中につばが詰まって音が消えることもよくありましたよ。
つばを飲み込む暇がない・・・・
1小節の休みがあれば飲み込んで再び口の形を整えられるのですが1拍では無理。
でも2拍あればつばを口の奥に舌で運ぶことは出来ます。
やがて1小節以上の休みがやってきます。そのときまで頑張ります。
上の「疲れて長く演奏できない」の練習が上手に出来るようになるとつばが溜まる時間も自然と長くなるようです。

★汗で唇が歌口から滑る。
ステージは暑いものです。短い演奏ならこまめに汗をぬぐいながら吹けるのですが長い演奏だとそれができず滑ります。
演奏不能になったことが数回ありましたよ。
でも方法があったんですねぇ。
MURAMASTU_640.jpg

歌口に滑り止めのテープを貼っておく・・・う~ん、知らなかったです。この間専用のものが売られているのを見ました。現在は私も使っています。
こういう練習もしておきましょう。

以上、私がプロでやっていた時に何度も困った事例を書きました。
そんなことも出来ないでプロだったのか、と言われそうですがフルートならではの苦労なので書きました。
これらを克服しているなら後は指のテクニック、演奏表現ですね。

ぜひがんばって上級者になってください。
この「フルート奮戦記」を読まれた皆さんはきっと上達するでしょう(笑)

私も負けませんよ。

ということでこのシリーズも終了かな? 次は私のフルート演奏だよね(笑)。


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