初心に戻って

手も足も音も出なかった初練習。
「あんたがたどこさ」や「道標の先に」なんかは昨年の全日本吹奏楽コンクールの課題曲だったんですね。
見せ付けられたんでしょうか。
なめられてはいけないと。
きっと誰かが「年配の上手なフルートがいる」と大袈裟に吹聴した・・・・
うわさというのはどんな伝わり方をするのかわかりませんからね。

今初心に戻って練習をしようかと思っています、が難しい！
大学へ行きながら別の音楽学校へ行っていたことを思い出しました。
音楽理論を学び、クラシックフルートを教わりましたけどね。
途中でバンド活動に移ってしまい、忘れてしまった奏法がいっぱい。

今与えられた譜面を見ていて吹奏楽だから行進曲ばかりとは限らないことがわかりました。
四分の二拍子ばかりと思っていましたがそんな甘いもんじゃないんですね。
「道標の先に」は8分の6拍子、「あんたがたどこさ」なんかは変拍子です。

ちょっと専門的になってしまって恐縮です。
このあと興味のある方だけ読んでください。
私の恥ずかしい実力を書くことになります（汗）

下は何度もブログに載せている「ＡＲＳＥＮＡＬ」のいただいた譜面です。
これは基本的な四分の二拍子ですね。

吹奏楽でフルートなどのＣ調楽器は「ｂ」が多くなるのは必然。
「ｂ」５つ、なんかざらです。
さすがにそれが苦痛と言うほどの初心者では無いつもりです。

一番の恥ずかしいことは、
トリルです。
これ、昔から嫌いでした。
あの気取った感じがどうも好きになれませんでした。
バンドでアドリブの時でも絶対にやらなかったです。
大好きなモーツァルトなんか、あればかりなんですけどね（笑）
難しいのは高音域のトリル。
遠い昔覚えていたけどすっかり忘れましたよ～
トリルはほとんど隣りの音なので演奏は簡単そうに思えますが管楽器の高音域では特殊キーや変え指を使わないと演奏できません。

「ＡＲＳＥＮＡＬ」二枚目の後半部分を取り上げました。
このように吹奏楽では連符からトリル、トリルから連符が多いのですね。
好きでは無かっただけに苦手です（汗）
でも吹奏楽のフルートとはそれを演奏するためにあるかのようにいっぱいです。

この練習に取り掛からないと仕方ないです。

それと連音符。
吹奏楽のノリはこの連音符も重要だと思いました。
これもフルートやピッコロなどが主役。
５，６，７の連音符。
もう常に出てきます。
これも私はいい加減な演奏しか出来なくなっています。
なぜかと言うとジャズなんかのノリになってしまっているからです。
たとえば５連音符では勝手に、（２＋３）や（３＋２）にやってしまって自分のノリにしています。
正確な連音符、忘れました（泣）

そればかりじゃないです。
装飾音符の正しい演奏、細かい演奏表記の演奏などなどいっぱい！

そんないろんな事が頭に浮かんで二の足を踏んだのです。

はい。
文句を言わず若い時に戻れるんだ、と喜んで必死で練習しますよ～
これぞ意義ある余生でしょう！

タグ：吹奏楽のフルート奏法

コメント 4

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そうそう、ほんとに意義ある余生ですねえ(笑)
だけど、HOLDONさんが余生なんて言うには、まだまだ早すぎますよ。

たしかにね、自分の身体に染み付いている音楽以外のものを、即やれといわれてもできないですよね。

はげちゃんも、クラシック以外の、ジャズや、ポップスや、リズム感のあるものをやれと言われても無理ですものねえ。

でも、HOLDONさんならできますよ。
しっかりと音楽そのものが身体に染み込んでいるし、音楽の感性に優れているんですからね。

はげちゃんも、しっかりと応援していますよ。
大丈夫、HOLDONさんならできる。

HOLDONさん、がんばれぇぇぇぇ＼(*⌒0⌒)♪
by はげちゃん (2020-01-28 09:44) 

必死になれるということは素晴らしいではないですか。
生きがいというのは「自己実現」だと思いますから。
by いっぷく (2020-01-28 15:11) 

＞はげちゃん、
仕事も無くなり、バンドも引退。後は年金で暮らす。
いかにも余生ですものね（笑）
年金で暮らしても意義のあることに熱中できるなら余生という言葉を忘れそうです。
おっしゃるように私の場合音楽の幅は少し広いかも知れませんが、結果的に広く浅くでしたよ。
たぶん相当苦しむと思います。
たとえばトリル。
はげちゃんもフルートを吹かれたことがあるのでおわかりでしょうが、年をいくと指が動きにくくなりますよね。
トリルをやるとはっきり衰えがわかります。
これだけでも大分苦しむとは思います。
でもあきらめないでがんばってみますね。
生死を乗り越えられたはげちゃんの応援なら心強いです！
文句言わずがんばりますね～
ありがとうございました。

by ＨＯＬＤＯＮ (2020-01-28 16:37) 

＞いっぷくさん、
今でも自信は無いですが譜面を睨んでいたらやっぱり向かっていく気持ちになりましたよ。
自己実現があってこそ「生きる！」ですよね。
ありがとうございました。

by ＨＯＬＤＯＮ (2020-01-28 16:41)