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第79期MIDIでお題拝借の感想です~ [MIDIでお題拝借]

お待たせしました~
高齢の、もとい恒例のお題曲の私の感想ですよ~

今回は台風などの災害に影響を受けて遅くなりました。
気分を変えて音楽を楽しみましょう♪

はい。今回も苦心の名曲が集まりました。
私の感想を読んでいただければきっと聞いてみたくなることでしょう。
右のカテゴリの{MIDI投稿募集」からお入りくださいね。

今回の「お題」は私にはなかなか難しかったです。

dai79b2.JPG

私は赤丸のところで悩みました。
さて、みなさんはどのように使われたでしょうかね~
それでは私の独断と偏見に満ちた感想をどうぞ(笑)
ただ、先日いつもの愛すべき音源SD-90が故障したため少し頼りないVSCという音源での感想になります。
作者の意図とする音で聞けないのは当然ですが作者のページに行けば「オーディオファイル」で発表されているところもあります。(すべてではありません)
それを聞けば作者の曲を正しく鑑賞できます。
でもMIDIはMIDI
ずっとこれで鑑賞して来たのがこのコーナーです。
その後に作者のページに行って聞いてみるとまた新たな音楽に。
それも私は楽しみです。
ここに来られた方々も是非作者のページでもお聞きになれば楽しみも倍加することでしょう。
それではいつものように敬称略、順不同で進めさせていただきますね♪




★ 月のワルツ    Clara

3拍子でアーフタクト的に出てくるお題メロディが面白いですね。
シンプルな普通の3拍子のリズムが生き生きとしています。
感心したのは長二度の進行。繰り返しのフレーズを長二度で下降したり転調したり。
これに舌を巻きました。どこかで聞いたことはあるのですが思い出せません。
これ私好み。いただきますよ。
(オーディオページに行くとお題曲は三曲ありました。この曲はその内の一つですね。)
本記事は本日 9月10日に修正しました

 

★ 弦楽四重奏・海辺の一日 はげちゃん

VSCで聞いたのに分厚い弦の響きでしたねぇ。これでSD-90ならもっとすばらしい音響になっていたと思います。
明るく楽しい海辺と予想していましたが砂浜の波を見ながらいろんなことを思っているのですね。
3拍子の短調のところ、なんと美しくセンチメンタルな・・・
こんな旋律、いくらでも浮かぶのでしょうか。
4拍子に入ったら見事なハーモニー。演奏者の厚みが伝わります。
クラシックが書けない私には感心するばかりです。
夏の終わりにふさわくいいろんな情緒が入り込んだ曲でした。
力作!

 

★ 花香る小径 はげちゃん

行きなれた小径なのでしょうか。奇をてらった旋律でなく自然に任せたようにピアノの音が流れます。
ピアノのペダルの使い方も巧みで響きが一層伸びやか。
音を大切にしているのがよくわかります。
一つ一つの花に感動しているのでなくにこやかに挨拶をしながら歩いているように感じました。
花に対する優しい気持ちが伝わりました。

 

★ 翔る とわとわ

いかにもとわとわさんの印象的なフレーズ、と思ったらこれお題のフレーズの変形なのですね。
そこがうまいと思いました。全体のつながりがしっかりとしています。
そして上行形中心のフレーズが翔けようとする気持ちの進化を表しているのでしょうね。
私にはまだ子供の大鷲が親の前で今にも飛び立とうとしているる姿を思い浮かべました。
「勇気を出して!」と言っている親の前でやっと飛んだら見事な大きな羽を広げ、大空をゆったりと翔けた・・・
そんなイメージを持ちました。

 

★ ツァラトゥストラ的断章  茜音 

いやーすごい始まりです。お題が大スケールでスタート。
そして4小節目で半音下がります。これがうまい。スケールの大きさが広がっています。
ティンパニーの音の入れ方も巧みに盛り上げています。
当然のこととは言え、高音、低音のブラスの音の縦列にも味があります。
少ない音でも広がりが出ています。
ニーチェの思想の断片が見えましたよ。

 

★ 仏桑花(ブッソウゲ)  嶋田友馬

まず感心したのはスティールギターのピッチベンド。
物差しで計ったようにきちんと付けられていてまさに嶋田流。
私のように感情に任せて付けていません。
そしてそのスティールギターの旋律にも感服しました。
お題が持つ古い音階の感じにぴったり、というか、そもそも五音音階のメロディではないでしょうか。
それを巧みに現代風にしたのでしょう。
だから後で出てくる三線が生きるのですね。
やっぱり沖縄のハイビスカスなんですねぇ。

 

★ 借景~さよなら夏の庭     辻基夫

あ、聞いたことがあるかも、と思ったら耳をチクチクと(笑)
始まりの旋律の縦三つの音は半音、全音のぶつかり!
驚きました。オクターブ空けては使ったことはありますが隣り合わせはすごい~
もう現代音楽です。今日の不協和音は明日の協和音と言ったドビュッシーもびっくりでは?
そして次なるメロディ、これも何かの五音音階でしょう。
律音階?
ただの民謡音階ではないですね。
とにかく譜面を見ていたらすごく苦心されているのがわかります。
最後まで私は緊張しまくり(汗)
最後の音は主和音の三度の音だけを半音上げて長調に転調なんですねぇ。
理論的にも納得です。
力作でした。

 

数少ない投稿でしたがどれも熱のこもった作品で堪能しました。
いやー、やっぱり音楽っていいですね!

お粗末で好きなように書かせていただきましたがお許しください。

それでは来期も楽しみに待ちましょう!

 

 

 


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コメント 12

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Clara

すみません。投稿時の不手際で大変失礼しました。
お題曲は「月のワルツ」と「かぐやの里」を含めた3曲ですが、そのうち最初に「かぐやの里」を送りましたが、後に「月のワルツ」と差し替えるという感覚でした。
お暇な時に「月のワルツ」に修正していただければ・・・

HOLDONさんの感想は「月のワルツ」に対してですね。
わざと主和音から曲が始まらない、導音が無い事が多い、ドミナントが入る場所のコードがマイナー系など臍曲がりな曲ですが・・・・



by Clara (2018-09-09 16:04) 

はげちゃん

うわあ、HOLDONさん、こんなにほめていただいて
うれしくて飛び上がっちゃいましたよ。

はげちゃん単純だから、ほめていただくと、よし、またがんばろう
なんて思っちゃいました。

いやあ、ほんとにありがとうございました。
by はげちゃん (2018-09-09 16:04) 

茜音

(あちらでは)皆様にお聴き頂いたのに、御礼も、また感想を述べることもできずにいました。
こちらで失礼いたします。
皆様、ありがとうございました。
by 茜音 (2018-09-09 16:23) 

とわとわ

HOLDONさん
素敵なイメージを持って聴いていただき
嬉しかったです。ありがとうございました♪
今回のお題は、私も赤丸の増4度の進行をどうしようか!と迷いました。
出来上がってみると、みなさんがそれぞれに味のある使い方をされていて、聴くのも楽しかったです(o^―^o)

by とわとわ (2018-09-09 17:17) 

U-Ma

いつも嬉しいご感想、ありがとうございます。

たまたまこれが作りかけの素材としてあったので、
スムーズにいけましたが、
それがなかったら今回は難儀したでしょうね。

ピッチベンドは測ってます(笑)
実際の演奏ではずれが生じますし、それが味だったりするのでしょうが、
模範的な演奏が出来るのはMIDIの大きな特徴ですからねぇ。
わざとブレを入れて味が出せたら最高ですが、
あいにくそこまでの腕も気力もなく・・
by U-Ma (2018-09-09 19:23) 

HOLDON

>Claraさん、
え~っ、そりゃえらいこっちゃ。
ごめんなさいね、ちょっと酩酊気味なので明日にでも必ず訂正しますね。
いい曲をアホな感想になってしまったですねぇ。
でもお月様であってほっとしました。

>武田邦彦先生
ここでも出てきましたか。
これも明日にでもじっくりと見せてもらいますね。
by HOLDON (2018-09-09 20:49) 

HOLDON

>はげちゃん、
同感です。私も皆様のうれしいご感想でここまで来ました。
これからもこのコーナー、楽しみましょうね♪
by HOLDON (2018-09-09 20:51) 

HOLDON

>茜音さん、
便りがあってほっとしました。
お母様の看護が辛いはずは無いものの、手付かずのままの他のことも気になりますからね。
でも心置きなく~看てあげてくださいね。
また楽しいコマ、お待ちしております♪

by HOLDON (2018-09-09 20:59) 

HOLDON

>とわとわさん、
音楽って楽しいですね。自分好みだけならこんなことになりませんからね。
これがこのコーナーのいいところ。
これからも お題にもがきながらがんばりましょう~
あ、私のことでした(笑)
by HOLDON (2018-09-09 21:01) 

HOLDON

>U-Maさん、
やっぱり。そこが嶋田さんの偉いところです。
物差しも私が持っているものよりもきっとすごいのでしょうね(笑)
その腕前をMIDIで覗けるのもいいところですか。
簡単には真似はできないですけどねぇ。

by HOLDON (2018-09-09 21:16) 

辻基夫

何々音階とかは、とくにあまり意識したことはないんです。
5音音階も律音階も、そのように言葉を付けられると、なんとなく立派な理論に基づいて仕上げたような気分になって、気持ちいいですが(笑)

不協和音のことですが、これも試しにやってみたらそれほどひどい響きにはならなかったので使った、というわけです。

今回は、地震、水害、風害と、大阪が立て続けに災害に直面した中での、お題取りまとめと感想コメント集の発表でしたね。
HOLDONさん自身も機器故障というアクシデント。
本当にご苦労様でした。
by 辻基夫 (2018-09-10 11:25) 

HOLDON

>辻基夫さん、
ええ、今になって感想やコメントには少し書きましたが、ずっと本文記事では一切音階のことは書きませんでしたよ。
たぶんそうおっしゃるだろうと想像していましたから。
ほんと。我々はそんな専門的なことを楽しまなくていいでしょうよね♪
第一、私もよく知りません(爆)

自分の健康のことから始まってずっと危機感(笑)

たぶん一生に一度のことでしょう~

by HOLDON (2018-09-10 20:49)