第72期MIDIでお題拝の感想です~ [MIDIでお題拝借]
お待たせいたしましたぁ。
高齢の、もとい恒例の感想記事です。
今回は半年振りになりましたが思えば早いもですね。
今回も個性あふれるすてきな曲が集まりました。
それぞれの曲は右のカテゴリにあります「MIDI投稿募集」の「MIDIでお題拝借発表」でお聞きくださいませ。
いつものお願いでございます。
曲には作者の著作権がございますのでどうかご留意いただけますようお願いします。
さて、今回のお題について少し。
上の二小節です。
半拍休みからのテーマは前回と同じになりましたねぇ。すいませんでした。
それゆえか、変化された方もいらっしゃいました。
それでは感想を述べさせて頂きます。
紹介は順不同、敬称略で失礼させていただきます。
我が広角音源SD-90での感想です。
★ 初 夏 とわとわ
お題の使い方は8分音符二小節、二分音符二小節。そしてその繰り返しは短調からで長調で終わる計8小節。
思いつかないですねぇ。とても印象的です。軽快な三連音符が生き生きと躍動。思わず体が動きます。
構成も半音ずつ上がる転調で日差しを感じます。
加えて若々しく躍動するピアノ、短い曲ですがとわとわ流は期待を裏切りませんね。
★ 夏色の風を感じて はげちゃん
いつもながらたっぷりとロマン派のよき時代を味わえますね。一瞬の濁りも無い響きに感動します。
中間のクラリネット特有のソロ、ハープ特有のソロ、お見事でした。
後半はゆったりとしかし軽快に牧歌的な味わいを保ちつつ終わります。
本当にいつもはげちゃんの曲には心が和みますねぇ。思わずありがとうと言いたくなります。
リードの雑っぽさを感じさせない完璧に柔らかな演奏のクラリネット。これならビブラートはきれいに響きますね。
かけるべきところ、かけてはいけないところ、ていねいに書き込まれていて感心しました。
★ Opus 103 嶋田友馬
私もお題をシンコペーションで使いましたが個性あるシンコペーションになりましたね。
4拍の既定の強弱関係を強制的に変える力を持っているのがシンコペーション。リズムが好きな私も唸りました。
というのはギターの鳴らす音や全体から聞こえるリズムの響きがとても東洋的に聞こえたからです。最初の三度抜きの響きもなぜかインドを感じました。
かと思ったら嶋田流の甘い旋律も。
また三度下にハーモニーをつけるのでなく三度上とか三度下をオクターブ上につけたりしているのも苦心されているのがわかります。
とても印象的な曲でした。
★ 月下の杯 辻基夫
いやぁ印象派そのものですねぇ。ドビュッシーの香りが。この美しい響きはロマン派の進行ではないですからね。
そして以前行った島根にある小泉八雲邸の庭を思いました。いかにも日本的な整えが返って日本人ではないような庭に思えたのを覚えています。
もう一つ注目はDTM。
音符の打ち込みはいつもながら普通の音符ではなくDTM。さすがです。
そしてたくさんのところから薄く聞こえるストリングス。これももう辻基夫流。
私はこのストリングスの響きが池に思えました。
池に映るゆらゆらとした月も見ながら飲むと心地よい酔いが。。。
★ 礼拝堂にて Part 2 茜音
見事なバロック。きれいです。
今回は私も似たような旋法を使いましたが整然とした響きが胸を打ちます。
私の場合、スラーやレガートが気になって苦労しましたが下手につけると品がなくなるのですね。
このようにしっかりと一音ずつ発音すること、これがバロックの響きだと悟りました。
願わくばもう少し長く聞いていたい・・・そう思いました。
★ Orgel 茜音
なるほど、と思いました。DTMのオルゴールの音色は私はあまり好きではありません。実はよく使うのですがオルゴールと思って使っていないですから。
甘く耳に優しく響く音が実際のオルゴール。このように違う音色を使って表現したくなりますね。
グラス系の音色を使っていて共感が持てました。
お題の使い方は茜音さんには珍しく変化球。違う曲に聞こえます。
何よりハーモニーがオルゴールらしくてとても良かったです。
いやぁ、やっぱりいいですねぇ。今回も堪能しましたよ。
次回もほんとうに楽しみにしております。
また半年先になってしまいますがすぐにやって来ます。
出来ましたら参加者が増えてくれたらもっとうれしいです♪
大変お粗末でした~
HOLDONさん、すてきなコメントをありがとうございます。
みなさんへのコメントを読んでいると
HOLDONさんの、音の見方はやっぱりちがいますねえ。
とても勉強になります。
HOLDONさんは、いつもやさしいなあ、と思います。
ところで、はげちゃんの掲示板で、いつものとおり
アイウエオ順に、みなさんの曲の紹介をさせていただいています。
順番から、HOLDONさんの曲は、明日紹介させていただきますね。
みなさん、すてきなコメントをくださいますので、
ぜひごらんになってくださいね。
HOLDONさんの曲へのコメントも、明日、そちらで
させていただきますので、ご了承ください。
ありがとうございました。
by はげちゃん (2016-07-07 19:19)
>はげちゃん、
おはようございます。
今回はわりと早く感想文が書けましたよ。
曲数も少なかったせいもあるでしょうねぇ。
私の独断の感想文、あてになるかどうか(汗)
聞けば聞くほど頭に感想文が広がりますね。
それだけです。
一人で楽しんでいる、そんな感じですよ。
そうですか。今日が私。
背景がどんなものになるか、楽しみです~
以前から使っていただいた背景はダウンロードしておりますのでね。
いつもより早い気がしますがとても楽しみにしておりますね♪
by HOLDON (2016-07-08 07:13)
ご感想をありがとうございます。
構成やコード進行など、あまり考えて作れる方ではないのですが
今回はお題のコード付けと転調だけは考えました(笑)
頑張ったところを見つけて下さって感激です。
また次回、頑張りますp(^-^)q
by とわとわ (2016-07-08 13:07)
>とわとわさん、
こんばんは。
そうでしょう。やっぱりある程度構想や進行を考えないと進展しませんからね。
そこが妙味であり苦しみでもあったり。
お互い様ですね。
次回も大いに楽しみましょう♪
by HOLDON (2016-07-08 20:22)
ご感想ありがとうございます。
私がお題をこのように使うことは、恐らく想像していたことでしょう。
なので裏をかこうとしたのですが、結局予想通りの曲に(笑)。
この曲は旋律が一番綺麗に奏でられると感じたニ長調に設定。
HOLDONさんはご存じでしょうが、よく使われるギターのDコードはレ-ラ-レ-ファ#の4音。
このコードを押さえてアルペジオを弾くと、
第3音は一番高い音にしか現れないので、
1小節目はレラレのみ、2小節目でアクセント的にファ#を入れ、このパターンを繰り返しました。
なのでニ長調でなければ別のパターンになっていたかもしれません。
そしてこの第3音抜きのいわゆるパワーコードは、
どんなシーンにも無難に使えるので重宝します。
お題の旋律が印象的だったので、コード進行は思いっきり単純にしてみました。
by U-Ma (2016-07-08 22:00)
> U-Ma さん、
いやぁ、予想を裏切られておりまする(笑)
調でいえば今回とわとわさんもはげちゃんも「D」。
さすが、と書くつもりが忘れていました。
ニ長調の明るさ、好きです。
チェンバロが入っているのに東洋的に思えたのが今でも不思議です。
こんど Wma で聞いてみますね。
by HOLDON (2016-07-09 06:42)
細部まで聴いて頂き、ありがとうございます。
冒頭の1、2小節を作った時点で、タイトルも含めすべての方向が決まりました。
ただ、ピアノだけでは十分に表現できない気がして、ストリングスで厚化粧してしまいました^^;
私は呑み助ではないのですが、「陰陽師(作・夢枕獏)」という物語集を読んでいたところ、短い話の冒頭とラストが必ず友と酒を飲む場面になっている。
それがとてものどかな感じで、ああこんな風に飲みたいものだと思ったことが、この曲のタイトルのきっかけです。
by 辻基夫 (2016-07-10 22:08)
遅ればせながら、感想ありがとうございます。
by 茜音 (2016-07-10 22:36)
>辻基夫さん、
1,2小節ですべてが決まるとはすばらしいですね。
そして狙ったように曲を作っていくことも難しいものです。
呑み助で無いから作れたのかもね。
いつでもどこでも喜んで飲む私には無理(笑)
他の曲も楽しみなので近いうちにお伺いします。
by HOLDON (2016-07-11 05:56)
>茜音さん、
来期もお互い二曲目指しましょう(笑)
by HOLDON (2016-07-11 05:57)