シャレード
某教室に通われる生徒さんからの依頼曲の一つがとりあえず完成しました。
いつ発表会なのかは聞いていませんが今日譜面とCDを渡します。
曲は「シャレード」。
この曲はもともと我がバンド用に私が編曲しておりましたがそれを気に入っていただいての依頼でした。
だから比較的早く出来ました。
私の編曲の披露だけでは安っぽい記事なので「シャレード」について少し書きましょう。
Charade(シャレード・・・英語で、ジェスチャーゲームみたいなもの)
ご存知の方も多いでしょう。
オードリー・ヘプバーン主演の映画ですね。
1963年の映画というから古いです。
殺人事件や狙われたりして彼女には珍しくサスペンスな物語でした。
このテーマ音楽が私の「シャレード」です。
ヘンリー・マンシーニ作曲。
彼はすてきな映画音楽ををたくさん書いていますね。
同じくヘプバーンの「ムーンリバー」。これは「ティファニーで朝食を」の主題歌でした。
特に私が好きな「ひまわり」もそうですね。
あれやこれや書いているとページがいくらあっても足りませんので音楽だけ少し。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
上が私の曲の出始めです。
コード進行を見てください。
もちろんヘンリー・マンシーニが付けたコードです。
私の実力では及びません。
このコード進行は「コード教則本」たるものに必ず出てくる、と言っていいでしょう。
それほど有名な進行です。
これだけ「Am」が続いていても素敵ですね。
次がテーマです。
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またまた「Am」の連続です。
2小節目なんか、思わず E7 や Bm7 にしてしまいませんか?
そうすると曲の変化が美しすぎたり派手になりますね。
一見合いそうも無い シ の音ですが( )で書いたように 9thコードでもあるのです。
この映画の「根本にミステリーを含むサスペンス性」・・・それを表現していると思いますね。
You Tube の方を聞いていただいたらわかると思います。
悲しく美しいけどどこかサスペンス性もある・・・・
はい、名づけました。
上のコード進行を「サスペンス進行」(笑)
このように名曲を勉強する・・・・それを利用する・・・・
そうするといい曲が作れるようになるでしょうね。
下が私のボサノバにした編曲。
フルートの生徒さん用です。
著作権もあるのでアドリブのところだけどうぞ。
最後に吹き伸ばしの「ラ」の音が4小節続きます。
そこに上のコード進行の応用を使いました。
これは私のオリジナルですよ。
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ということで、
今日は久しぶりに「コード勉強、わがままコード」の記事になりました。
おそまつ・・・・
素敵なアドリブですね♪
サスペンス進行…
使いたくなりました(*^^*)
この曲の魅力の秘訣は、コード進行にもあったのですね。
実は映画も意味も知らなかったです。
なんだかグッと身近に感じられる気がしました。ありがとうございます(*^^*)
by とわとわ (2012-12-27 15:42)
>とわとわさん、
こんばんわ。ご感想ありがとうございます。
素敵でしょ。オードリー・ヘプバーンをイメージしたらこんなアドリブになりました。
その根底には「サスペンス進行」(笑)
この進行はどこにでも使えそうなのがいいです。
次の「お題」にでもどうでしょうか。
by HOLDON (2012-12-27 21:55)